レーザー回転部の曲がりについて
平素は森林3次元計測システムOWLをご愛顧いただきありがとうございます。
レーザー回転部に曲がりがある状態でスキャンを行うと、空間の合わせ面で3Dの像にズレが生じてしまい空間の結合失敗や、胸高直径値に影響が出る場合があります。
OWLを転倒させてしまった
「OWLを立て掛けていたところ点灯させてしまったので点検してほしい」と依頼がありました。
一見何ともないように見えましたが、方眼を印刷してその上に装置を置いてみると反ったような角度がついていました。
回転部を取り外して確認したところ大きく曲がっています。左側が正常の状態、右側がお預かりしたOWLの状態。左側は取付面(底面)に対して垂直になっていますが右側は反っています。このままの状態でスキャンを行うと確実に空間がズレてしまいます。
曲がりがある状態のままスキャンを行った例。床面に大きな段差が出来てしまい、このままでは空間の結合や胸高直径値に影響が出るため修正が必要です。
こちらは曲がりを修正してスキャンをした例(曲がり修正後キャリブレーションを実施)。正常な3D像が得られるようになりました。
OWLを転倒させたなど少しでも影響がありそうでしたら点検を致しますのでご連絡ください。
レーザー回転部の点検
回転部に曲がりが無いかなど点検を行います。
価格につきましてはお問い合わせください。
※価格は曲がり具合、カメラ付などにより異なります。
※1年点検と合わせて行うと割安になる場合があります。
※通常は曲がり修正を行いますが、複雑に曲げてしまった場合などは部品交換になる場合があります。